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梅の実講演会

第19回 平成30年度 梅の実講演会 大盛会にて終了! 



 第19回「梅の実講演会」は、8月25日 (日)に、 東海地区 岐阜県で開催されました。
 台風20号の影響が残る中、多くの梅の実会員が参加しました。また、教育関係の方々、退職公務員の方々、一般の方々など、たくさんの方が足を運んでくださり、会場がいっぱいになりました。

演 題 『美』 は子どもと地域を育む
ー 47年の海外活動の歩みから -
  講 師 染織家
(ところ) 鳳弘(ほうこう) 氏
日 時 平成30年8月25日(日)
場 所 岐阜県岐阜市 じゅうろくプラザ
(岐阜市文化産業交流センター)
主 催 全国退職女性校長会(梅の実会)


【講 演】
 所 鳳弘氏は京都の生まれ。現在は岐阜県大垣市に在住です。55年に及ぶ染織の継承と創作活動。組紐や草木染の講座。地域おこしの支援。海外での文化交流活動。 自然災害・内戦の続く国の救済活動など。
 会場を和ませ、たくさんの映像とユーモアを交えながら、優しく語られました。
 日本の伝統美は国を越えて、日本の文化として理解され、尊重される。子どもたちは、美しいものに夢を託し、未来に希望をもっている。大人の私たちは、子どもたちの期待に応えられるようでありたい。日本の長年受け継がれてきた教えや体験を、次世代に繋ぐ役割があると呼び掛けられました。

講演内容の詳細は「梅の実だより第49号」 に掲載いたします。

【主な著書】
「草木染・百花」文溪堂
「草木染絲組全集」「草木染と組紐」「伝統工芸くみひも」中日新聞社
「KUMIHIMO IN JAPAN」 (英文)

【参加者の声】
所 鳳弘氏の講演会は会場いっぱい、480名の参加がありました。講演会の参加者の声を紹介します。
 深い色合いの美しい着物、凛としたお姿と柔和な語り口の所 鳳弘先生に釘付け。
 山野の草木のそれぞれが持つ美しい色を染色し、組紐を日本文化として広め、継承していかれる活動の源は自然への深い畏敬の念と話されます。海外27ヶ国、47年にわたる交流活動や救援活動では、命に係る過酷な経験もされましたが、それさえも穏やかに語られ、先生の強い信念や人々への愛情が伝わります。
 子どもを育むことはAIに出来ない尊いこと、生きていく根本は「学ぶこと」、子どもたちには、美しいものを愛おしみ、礼儀正しさを身につけてほしいという話が心に響きました。スクリーンで見る子どもたち、先生の温かい眼差しとご指導のもとで、美しい組紐を紡いでいることでしょう。ドイツでは「心の成人式は65才」とのこと、私たちの人生もこれから、ますます、命を輝かせていきましょう、との先生からのエールに勇気づけられ、元気をいただきました。
 京都生まれ、岐阜育ちの所 鳳弘先生の美しい和服姿とやさしい話し方に最初から引き込まれてしまいました。染色と組紐だけで世界への活動を拡げ、女性による地域おこしや子どもたちの教育、被災地への支援をしているバイタリティーに感動しました。
  「植物の声を聞く」 こと、植物と自分との真剣な見つめ合いから、心が一つになった時、それらが持っている最高の色が表出される、植物との会話は美への誘導であると語られました。子どもたちも美しいものにふれて、希望、想像力、優しさに気づく、といわれ、先生のひと言ひと言が心に浸み、何気なく生きている自分が反省させられました。
 ドイツ人は人の成人式は65才と言い、自分らしい生き方ができる年だと言うそうです。まだまだ、自分も挑戦できると希望が湧いてきました。所 鳳弘先生のお話から日本人の美意識の素晴らしさ、礼儀作法の美しさという忘れかけていたことを再認識させられ、感動的な講演でした。
 和服姿が美しい所 鳳弘さん
 初めに、伊吹山が薬草の宝庫で、この薬草を有効利用して染めた衣から薬を吸収する事から染色が始まったと話された。このお話がとても新鮮だった。
 私たちがよく目にするあの美しい色合いもこんなに深い意味があったのだと感心した。
 さらに、所さんは、海外でも長い間、組みひもや草木染めを、若者に教えられている。驚いたのは、内戦の起きている中東で、ご自身も傷を負いながら、美しさを求めている若者たちに、夢と希望を与え続けてこられたことである。
 人格の形成は幼時期にあると、私たちも理解しているが、かつて教育者であった私たちは、どれ程、社会に貢献してきただろう。
 この講演会を聴いて、今からでも遅くはない。次の世代に伝えていきたい事を、自分のできる範囲で実践していきたいと、美しい長良川の花火を見ながら考えていました。

【講師プロフィール】
   1966年 大垣市に工房を開き、京都市で草木染の指導を開始。
1974年 スペイン、ドイツ、イギリスで草木染、くみひもの指導を開始。
1977年 障がいを持つ子らに、ボランティア活動開始。
女性による地域おこし指導(雪さらし薬草染)。
2000年~ 2年間 岐阜大学運営諮問会議委員。
トルコ大地震被災孤児救援、紛争後のマケドニアの子ども達へのボランティア活動で現地に出向く。
2005年 仏・EU本会議場にて「日本の心」展を開催。
7年間NHKTV「今伝えたい日本の心」。
2011年  日独修好150周年記念「共にふれる和の心」展を開催。
2016年 アルジェリア文化宮殿にて日本文化の紹介
(在アルジェリア日本大使館主催)

【研修】梅の実講演会にチャレンジ!


 
 梅の実講演会 第19回(平成30年度)は東海地区・岐阜県、第20回(平成31年度)中国地区・岡山県、第21回(平成32年度)九州地区・佐賀県、第22回(平成33年度)北海道地区・北海道に決定しました。
   ◆ 19回 東海地区 岐阜県 平成30年8月25日(土)
   ◆ 20回 中国地区 岡山県 決定
   ◆ 21回 九州地区 佐賀県 決定
   ◆ 22回 北海道地区 北海道 決定
この開催地についての決める手順は
(1)自発的に立候補する地区・都道府県があればこれを優先する。
(2)代表者会で開催候補地区を決定する。
(3)代表者会で決定した地区は、これを地区・都道府県に持ち帰り会員と協議し結果を
   なるべく早い時期に地区担当を経て本部に報告する。
  となっております。

【研修】各都道府県の講演会

各都道府県の講演会の演題と講師については、梅の実だよりをご覧ください。

梅の実講演会の開催地

「梅の実講演会」の開催地と参加会員数については、「梅の実講演会の開催地と参加会員数」をご覧ください。


【これからの全国大会・梅の実講演会の開催地図】